現在の会社に在籍しながら自身のキャリアアップを図る方法とそれに有効活用できるキャリアアップ助成金の受給資格のことをお伝えします。
転職しないで社内でキャリアアップを図る方法
収入をアップさせて地位を向上させたいというときは、キャリアアップをすることが欠かせません。
ただキャリアアップする上で転職が手っ取り早い方法ですが、それはリスクにもつながります。転職活動をしても自分の条件に合うような再就職先が見つからなかったり、今までよりも年収が下がってしまうことがあるからです。
家族など守る存在がいる場合は、転職活動中に収入が下がったり無くなってしまうことも不安要素になるので、そんな時は転職をせずに現在勤めている会社内でキャリアアップを図るという方法があります。
いくつか方法がありますが、1つは他部署に異動をすることで、新しいチャンスをつかむという方法です。今の仕事内容に満足がいかなかったり、他の分野の仕事をしたいというときは異動をすることは新しい未来に挑戦することでもあります。
また部署異動だけでなく、転勤をするということも1つの手段です。
地方に転勤をした後、必ず本社に戻って将来の出世を条件にすることができれば、転職せずとも社内で地位向上が期待できます。複数の部署を経験すれば、それだけ視野を広く持つことができ頼られる存在になりますから、最終的に経営陣に加わることができるという可能性があります。
キャリアアップ助成金の受給資格と支給まで
キャリアアップ助成金は、有期契約労働者である契約社員とパートやアルバイト社員など非正規労働者を、企業内でキャリアアップさせるための制度です。
これによって在職中の社員個人での申請は難しいですが、会社にもメリットがあるので相談して制度を上手く利用してください。
この制度を利用してキャリアアップを実現した事業者には、一定金額の助成金が支給されます。この活用で非正規労働者が正社員になることができる効果も期待できます。
この助成金制度には、正社員化コースと賃金規定等改定や、健康診断制度と賃金規定等共通化に加えて、諸手当制度共通化と選択的適用拡大導入時処遇改善や短時間労働者労働時間延長コースといった7つのコースに分かれています。
すべてのコースを一度に整備する必要はなく、着手できる所から始めて他コースへと広げて行くことも可能です。
仕事内でもランクアップを図り評価も上がり収入も増えれば経済的にも余裕が増え好きなことをする時間も増やせるでしょう。
キャリアアップ助成金を受給することができる対象は、中小企業事業主に限定されています。
全コース共通の条件としては、雇用保険適用事業所の事業主であること、適用事業所ごとにキャリアアップ管理者を設置していること、対象労働者に対しキャリアアップ計画を作成して管轄労働局長の受給資格認定を受けていることなどがあります。
また該当コースの対象労働者に対する賃金支払い状況等が明らかであること、計画期間内にキャリアアップに取り組んだ実績もある必要があります。その他各コースごとにも条件があり、それらをクリアしないと助成金を受給できないので注意が必要です。
webデザイン畑でデザイン&コーダー→ディレクターを経てフリーに。現在は動画編集やスキルコンテンツ販売、ブログアフィリを生業にしています。ここでは自分がこれまでに学んだことこれから勉強していく中で誰かにも役に立つことをメモしていきます。